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    【特許】特許を取って大企業と互角に勝負する 弁理士児島敦のメルマガ 【第2号】

     2010年12月1日 2号(毎月第1・3水曜日配信予定)

    【特許】特許を取って大企業と互角に勝負する

    小さな会社がこれからの時代を生き残るために必要なことは何でしょう?

    海外への工場移転や資金の海外流出の時代にあって、
    いまやどの会社も生き残りに必死です。
    特徴のない商品を安く大量に製造し販売するのではなく、
    ライバル会社と差別化の図れる新しい技術を盛り込んだ、
    付加価値の高い商品を販売したい…
    そう考えている会社は多いのではないでしょうか?

    もちろん、あなたの会社も新商品を開発するため、
    日々努力していることと思います。
    ところが、せっかくすばらしい新商品を創り出しても、
    知的財産を活用できなかったせいでそれが全くのムダ骨になってしまう…
    ビジネスにはそんな危険性がひそんでいるのです。

    あなたの会社が長い時間と多額のお金を使って画期的な
    新商品を開発することができたとします。
    苦労した甲斐があって、発売して間もなく爆発的なヒット商品になり、
    どんどん商品が売れてあなたはたくさんのお金を儲けることができました。

    ところが、困ったことにあなたのライバル会社が
    「この商品を販売すれば儲かるぞ!」
    と同様の商品を製造し販売してきました。
    しかもライバル会社はあなたの会社の製品をほんの少し便利に改良し、v 価格も安くして販売し始めました。
    開発投資にまったくお金をかけていないのですから、
    当然安く販売できるわけです。

    このような状況になると、消費者も薄情なものです。
    「あなたの会社が最初に開発したのだから、
    値段が高くてもあなたの会社の商品を買うわ」
    といってくれるありがたい消費者はほとんどいません。
    品質が同じなら、10人中9人は価格の安い方を購入するでしょう。

    特に日本人は「新しいものをイチから開発する」ことよりもv 「既存の商品を改良する」ことが上手です。
    ということは、後発のマネ会社の方が高品質なものを
    作ってしまう可能性もあるのです。
    特に大手企業はこれが実に得意なのです!

    こうなるとあなたの商品はたちまち売れなくなります。
    かといって、ライバル会社より価格を下げようと思ってもそうはいきません。
    すでに、その商品の開発に莫大な費用を投入してしまっています。
    なんとしても、それを回収しなければならないからです。

    さて、この場合、どちらの会社が市場で勝つことになるでしょうか? 
    残念ながら・・・ライバル会社の勝ちです。

    でも、もしタイムマシンに乗って過去に戻れるとしたら・・・
    あなたはこの運命を変えることができます。
    あなたはこのような事態を避けるために、
    「ひとつだけ」行動を起こせば良かったのです。

    ・・・それは、あなたがこの商品を販売する前に「特許を取る」ことです。

    あなたが「特許」を取っていれば、ライバル会社は模倣品を販売すれば
    儲かることが分かっていても手を出すことができなかったでしょう。

    そうです、あなたはもっともっと儲かっていたのです。

    「特許」はライバル会社の商品とあなたの商品との差別化を
    保障するための護符です。
    さらに、あなたが販売する商品の価格を維持してくれるツールでもあります。

    ライバル会社との競争に勝ち、大企業と互角に戦える力を持つ。
    そのための武器となるのが「特許」です。

    「特許」をもっと有効に活用できれば・・・
    あなたの会社はさらに利益を上げ、発展していくことができるはずです。

    そのために・・・
    このメールマガジンでぜひ「特許」の活用法をたくさん学んでいってください!

    <次回は商標をクローズアップ!>
    「きちんと知っておきたい!商標の世界」をテーマにお話しします!



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