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(例5)
特許第4026537号
「流体機械、流体機械の製造方法及び蒸気圧縮式冷凍機」
本件は、一端側( 底部) 側が閉塞された略コップ状のハウジングにモータ部及びポンプ部が収納され、かつ、ハウジングの底部側に配置されたモータ部(ステータ)が焼き嵌めにて固定される電動圧縮機の製造時間の短縮及び製造原価の低減を図ることを可能とする電動圧縮機(流体機器)を提供するものです。
【請求項1】
底部(11a) 側が閉塞された略コップ状のハウジング(11) と、
前記ハウジング(11) の軸方向一端側に収納され、流体を吸入吐出するポンプ部(13)と、
前記ハウジング(11) の軸方向他端側に収納され、前記ポンプ部(13)を駆動するモータ部(12) とを備え、
前記ポンプ部(13) 及び前記モータ部(12)挿入口(11g) から前記ハウジング(11)内に挿入されて前記ハウジング(11)の内周面に接触した状態で焼き嵌めにて構成された流体機械の製造方法であって、
前記ハウジング(11)として、前記モータ部(12)と接触するモータ固定部(11j)の内径(Rm)及び前記ハウジング(11)の前記ポンプ部(13)と接触するポンプ固定部(11k)の内径(Rc)が相違しているとともに、さらに、前記両固定部(11j、11k)のうち、内径の小さい方の固定部(11j)のみを局所的に加熱し、前記ポンプ部(13)及び前記モータ部(12)のうち一方を前記内径の小さい方の固定部(11j)へ挿入して焼き嵌めにて固定する第1工程と、
前記第1工程の後に、前記内径の大きい方の固定部(11j)のみを局所的に加熱して、前記ポンプ部(13) 及び前記モータ部(12) のうち他方を前記内径の大きい方の固定部(11j)へ挿入して焼き嵌めにて固定する第2 工程とを有することを特徴とする流体機械の製造方法。

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