これは先行き不透明な経済状況のなかで、生き残りをかけて毎日をがんばっていらっしゃる教育・スポーツ業界の中小企業やベンチャー企業の皆様の共通の課題ではないでしょうか?
そのための強力な武器のひとつとなるのが、貴社の扱っている商品やサービスの「ブランド化」です。
「ブランド化」は企業の大小、扱っている商品やサービスの種類などとはほとんど関係ありません。
むしろ、大企業とまともに戦ったら勝ち目のない
中小企業やベンチャー企業にとって、ライバル会社との差別化を図り生き残るために、徹底したブランド戦略が重要になってきます。また、顧客との絆づくりこそが、そのままブランドを創ることになる訳ですから、
顧客とじっくり付き合わなければ仕事にならない中小企業こそ、ブランドを創り出しやすいと言えます。中小企業だからこそブランド戦略を構築しやすいのです。
そして、
そのためのツールとして「商標」が非常に重要になってきます。
岡山の「生徒手帳」作成販売から始まった福武書店が大きく成長したのが「Benesse」、 「benne=よく+esse=生きる」です。
ベネッセは、「よく生きる、って何?」をともに考え、作り出していくこと、そして、「自分や自分の家族がしてほしい」と本当に思うサービスの実現をブランドコンセプトとしています。
毎月15日前後に流れる、「たまごくらぶ〜、ひよこくらぶ〜」のテレビコマーシャルを一度は見たことがあると思います。「たまごくらぶ」、「ひよこくらぶ」は、妊娠から乳児の子育てに的を絞った内容とするベネッセから発行されている雑誌です。
従来の子育て本は、医者や学者などの権威が、上から命令調でものをいうスタイルが多く、それが母親の育児ノイローゼにもつながっていました。
これに対してこれらの雑誌では読者が読者を助け合うスタイルと導入し、「無理しなくても今のままでいいんだよ、と慰められ励まされている声が聞こえるような居心地良さ」を作り上げました。これらの雑誌も「自分ならこうされたい」という意識がもとになっています。そして、毎月の読者が妊娠女性の半分をはるかに超えるといわれる、大ブランドに成長し、子を持つ母親の一大コミュニティを作り上げました。 |
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