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    【著作権】どうなってるの?国際市場の著作権事情 弁理士児島敦のメルマガ 【第25号】

     2012年2月3日 第25号(毎月第1・3水曜日配信予定)

     現在、アメリカでインターネット著作権保護法案をめぐって、
     大規模な抗議活動が展開されています。

     映画・音楽業界が海外の違法アップロードの取り締まりのために、
     バックアップしているインターネット著作権保護法案。
     ところが、法案の内容はインターネットの検閲につながり、
     経済成長を阻害するものだとして、インターネット業界が反発、
     Googleが法案反対の署名活動を始め、ウィキペディア英語版が
     サービスを24時間停止するなど、抗議活動が広がっています。
     
     インターネット上での著作権管理は、今後どうなっていくのでしょう?
     アメリカの状況を見守っていきたいと思います。
     
     【著作権】どうなってるの?国際市場の著作権事情

     映画や絵画などの著作権を守る国際的な著作権条約として、
     その名が広く知られているベルヌ条約。
     この条約がいつ作成されたか知っていますか?

     答えは1886年。
     発案者は、「レ・ミゼラブル」の著者として有名な文豪
    、  ヴィクトル・ユーゴーです。

     それから、100年以上に及ぶ時の中で、
     著作物に対する概念、著作権をめぐる環境は変化してきました。
     
     たとえば・・・
     1998年にアメリカで制定された著作権延長法。
     この法律によって、法人著作権の保護は、
     発行後75年から95年に延長されました。
     
     その理由は・・・
     1928年発表のミッキーマウスの著作権について、
     その保護期間を延ばすためだったとも言われています。

     また・・・
     1996年には、インターネットやインタラクティブ送信に対応すべく、
     WIPO著作権条約が作成され、
     世界各国がデジタルコンテンツを保護する方向に動き出しました。

     グローバル時代のいま、
     各国は著作権から生まれる利害に敏感になっています。
     そして、著作権に関する条約や法律において、
     自国の経済的利益を優先するため、それぞれの方策をとっています。
     
     時代の動きとともに変わっていく、著作権をめぐる法律や規定。
     その変化をキャッチアップして、正しく著作権を理解するために・・・
     ぜひ信頼できる弁理士のアドバイスを受けてください!
     


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