国際特許
国際特許とは、厳密には、複数の国で有効になる特許のことですが、しばしば、複数の外国で取得する特許のことをいうことがあります。
現在のところ、いずれの国も、各国ごとに、出願、審査をし、特許権を付与しており、厳密な意味での国際特許、すなわち、世界で統一された特許を付与する制度は存在しません。したがって、発明者が特許権を主張する場合、各国の特許審査を受けたうえで登録される必要があります。
ただし、特許協力条約 (PCT)により、ひとつの出願願書を条約に従って提出することによって、PCT加盟国であるすべての国に同時に出願したことと同じ効果を得ることができるようになりました。
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