Q5.簡単な技術のアイデア(ローテク)について特許を取って意味があるのですか?
A.
先端技術の分野で生き残らなければならない業界であれば、すでに公に知られている先端技術と比較して、自社の技術を評価しなければなりません。
しかし、ローテクの分野であって、ライバル会社もローテクで特許を取っているような業界であれば、その中で技術を評価する必要があります。そのような業界の場合、「えっ、こんなものでも特許になるの?」と思われるようなちょっとした技術であっても、それを特許にすることによって市場を押さえ、高い利益を生み出すことができます。
また、先端技術と言われるものでも、既存の技術がベースになっています。新しい技術のほとんどは、すでに知られている技術に改良を加えることで開発したものです。その改良品に今までにない便利さが生じれば特許を取ることができ、市場独占による利益を得ることができるのです。ハイテクの分野であっても、特許を取ることは必ずしも難しいことではないのです。
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